「蛇舌手術」流行の兆しに規制法案も 米国@CNN.co.jp

 人体改造したことあるかたいますか?自分はほとんどしたことは無いのですが、初歩的な(?)ピアスから始まり、刺青、その他色々あるようです*1。この記事では、米国イリノイ州では、「スプリットタン」の流行を懸念する声が高まり、規制する法案が下院では「ほぼ全会一致」で通過し、上院でも可決されようとしているようです。
 「スプリットタン」とは、その名の通り、「タン(舌)」を「スプリット(分離)」させる行為のことです。人蝶花*2によれば、分離する方法もレーザー、メス、ピアスホールを紐で拡大する「タイ・オフ法」など様々あって、自分の手で行うことも可能なようです。さらに、

1997年初頭まで、スプリットタンは未知の身体改造でしたが、現在では多くの先駆者達によって、舌の機能が失われる事がないや、二つに割った舌を元に戻せることなどが解っており比較的安全が確認された身体改造になったと言えます。
同上

とも伝えられています。
 さて、先ほどのイリノイ州の規制法案の話に戻ると、規制を行う理由は手術に伴う安全性の問題だそうです。例えば、感染症言語障害の危険性がその理由として挙げられています。確かに、少々舌足らずになるようですが、法規制に値するほどの危険性が存在するのでしょうか?同様の法案はミシガン州でも小差で否決されたように、このような法律は憲法違反じゃないでしょうか?合衆国憲法にはこのように記されています。

修正第十四条 〔一八六八年確定〕

第一節 合衆国において出生し、またはこれに帰化し、その管轄権に服するすべての者は、合衆国およびその居住する州の市民である。いかなる州も合衆国市民の特権または免除を制限する法律を制定あるいは施行してはならない。またいかなる州も、正当な法の手続きによらないで、何人からも生命、自由または財産を奪ってはならない。またその管轄内にある何人に対しても法律の平等な保護を拒んではならない。
http://usembassy.state.gov/tokyo/wwwhj071.html

この法案は自由を侵害している気がしてなりません。まあ、絶対に自分でやることは無いだろうけど…。写真を見るだけでも痛い!

*1:BMEJapan.comを参照すると色々載ってます。が、精神的にダメージがあるかもしれないので、注意してください。

*2:これも写真があるので見たくない方は注意