世界の問題は女性のズボンのせい──スワジ国王が非難@CNN.co.jp

 アフリカ南部スワジランドのムスワティ国王が国営ラジオで、世界の様々な問題は女性がズボンをはくせいだと述べ、女性の「男装」を批判した。
「聖書によれば、ズボンや夫の衣服を着用した女性には天罰が下される。世界が今こんなひどい状態にあるのは女性が男装するせいだ」
「何が人権だ。神が人間を創り、それぞれに社会における役割を与えたのだ。神が創ったものを変えることはできない。神の前で人権というのは、醜悪なものにすぎない」

 と、ここまでは良いのですが、この記事の最後のパラグラフがひっかかります。

スワジランドでは、アフリカ大陸最後の絶対君主ムスワティ国王が、行政・立法権を持ち、野党活動を禁止している。同国王は9人の妻を持ち、現在10人目の妻との結婚式を控えている上に、トップレス女性が伝統舞踊を踊る儀式のビデオを見て、踊り子の中から11番目の妻となるフィアンセを選んだばかり。

 女性の「男装」批判とどんなつながりがあるのか。なにかすっきりしないものを感じる。