補導少年の「顔写真」、携帯メールでも出回る@asahi.com

読冊日記から。リンクしてくださったようです。
 少年の個人情報が出回っているらしく、それが人権侵害なのでなんらかの対応が検討されているらしい。これを聞くと、あれ? これって「人権侵害」なの?って思う。宮台真司はこのことに何回も触れてると思うが、例えばこう言っている。サカキバラセイトの時に起きたどうようの個人情報漏洩に関して。

少年の顔を出しちゃいけないと言う人が人権を根拠にするのは、実は論理的に矛盾しています。もし子供に人権を与えよと言うのなら、責任の取り方についても成人に準じた扱いを望まなければなりません。犯罪によっては重い刑が必要だし、マスコミに顔も出される覚悟も必要です。ただし、子供に自由を与える代わりに責任を負わせるシステムに移行するには、子供に自己決定能力を上昇させる試行錯誤のチャンスを、社会が十分に与えていることが条件になります(「これが答えだ!新世紀を生きるための108問108答」朝日文庫 62-3)。

というわけなんだが。刑法七章第四十一条にも「十四歳に満たない者の行為は、罰しない。」*1とあるし、彼の権利は制限されてるはずじゃないのか?うーん、わからん。人権侵害じゃなくて、少年の保護が出来なくなるから、じゃないんでしょうか。