おいしい芸術「トースト・アート展」

「トースト・アート」とは、ごく普通の食パンに、アルミホイルと家庭用オーブントースターを用いて微妙に焦げ目をつけ、誰もが知っている世界の名画の数々を表現した作品です。このユニークなアイデアは作者であるグラフィック・デザイナーの小川忠彦(おがわただひこ)氏が朝食を食べていた時に偶然ひらめいたもので、トーストパンのやけ具合による濃淡が独特のムードを醸し出し、絵画でも彫刻でもない不思議なニュアンスの作品世界が広がっています。
「食べ物をつかったアート」という規制概念にとらわれない、表現力豊かな作品群は、見る人を単に驚かせるだけでなく、ものを造る楽しさや興味を与えてくれることでしょう。

トースト二百枚でつくった「最後のパン餐」1200×2800とか。すごい、のか!?