ネット上で、人は完全な別人格になれない――池田教授@ZDNet

池田氏 確かに、ユーザーがゲーム世界で仮面をかぶり、現実と全く別人格を演ずることはあるでしょう。実際、韓国ではゲーム内の恋愛経験が多いようですが(特集第2回参照)、これなどはネカマ(ネット上で性別を偽る男性のこと)が介在しているのだろうと考えています。つまり、特定のユーザーは「異なる性別を演じている」わけです。

(中略)

しかし、現実と仮想空間での“切り替え”を行うのは、やはり難しいでしょう。彼らは毎日3時間、それを半年続けるというペースでゲームをやっています。それだけやっていて、“地”が出ないはずがない。必ず、馬脚をあらわすというか、本性が出てくるものです。たとえば、あるネットコミュニティで粗暴なユーザーは、どこにいっても一貫して、乱暴なもの言いをしているようです。

日本人は、もともとロールプレイ(特定の役割を演ずる)があまり上手ではない。仮に、それを演じきれるというなら、その人は俳優になれるでしょう。人は、ネット上では別人格になる――と考えすぎると、オンラインコミュニケーションの本質を見失います。

ゲーム内恋愛というものに触れてみたいものです。まあ、オンラインゲームなんて大貧民とかしかやったことないわけだが。
 なので、スターオンラインに登録してみた。カタンを試したいので。