のだめカンタービレ八巻、BECK十八巻

 のだめとBECKの新刊が出ていた。どちらも意外に早いペースな気がする。特にBECKは。
 内容はというと、のだめはR☆Sオーケストラの初公演に加えのだめのコンクール出場と、わりとまじめな話が主。千秋も飛行機恐怖症をのだめの催眠術で克服し、世界進出していこうとしている。のだめも奨学金で留学か。あまり話を広げすぎると危険な気がするが。千秋とのだめの力量を相対化する存在の登場。これまで以上の音楽表現が可能なのだろうか。
 BECKはついに、もう買わなくてもいいかな、と思った。話を引き伸ばしすぎではないか、と。バンド外部での困難ばかり描いてないで、バンド内部の成長を追っていただきたい。なんかもう、バンドの力量がよくわからんし。コユキのギター特訓とかしないのか? それ以外のメンバーはもう完璧なんでしょうか。バンドの音楽レベルがインフレしすぎかと。