間接喫煙による危険性は低い!? ――新たな研究結果、大きな波紋を呼ぶ@UK today

 これまで大きいとされてきた間接喫煙の影響をひっくり返すような研究結果が出た模様。11万8094人を対象に約四十年にわたり行われた調査では、喫煙者との同居による間接喫煙が心臓病や肺がんでの死亡率を上昇させる決定的な証拠が見つからなかったと伝えられています。 しかし、この調査がタバコ会社の資金援助を受けていたことが判明し、研究結果には疑問が投げかけられているようです。
 さらに、間接喫煙には心臓病や肺がん以外の影響も見られるようです。例えば、ヘルスメディアによればカリフォルニア大学が行った米国癌協会実施の癌予防調査を分析した結果、過去十年間で一年以上喫煙者と生活や仕事を共にした人は、脳溢血のリスクが82%も高くなることが判っと伝えています。さらに喫煙者の脳溢血のリスクは、非喫煙者(間接喫煙者を含む)とは四倍、完全非喫煙者とは六倍もの差が見られたそうです。
 健康的な影響に留まらず、精神的な影響もある喫煙。喫煙権を守ると共に、嫌煙権も十分に守りたいところです。しかし、ほんと、これだけ悪影響が喧伝されるタバコを国が公的に販売するのも、大きな問題です。というか、無煙タバコとか出来ないのでしょうか?