モルモン教の聖典、「モルモン経」の伝説

 先日も書いたように、モルモン教について調べています。結構驚きました。かなり物議を醸す宗教だったようです。それは例えば、「モルモン経」の話などに見られます。
 伝えられるところでは、モルモン教聖典「モルモン経」は教祖ジョセフ・スミスが天使に教えられて掘り出した「金版」が元になっています。「金版」には彼らの理解できない言葉で古代アメリカの伝説が書かれていました。そこでジョセフ・スミス達は天使から授かった「翻訳機」を使って、英語に移し変えたそうです。
 その文法的誤りや、史実的な錯誤によってその真偽を疑われてきた「モルモン経」ですが、その元となった「金版」は盗まれるのが心配で、後日天使に返してしまったのだと。残念。スミスと共に天使を目撃したと証言していた人々も、後日モルモン教から去るなど、この話はかなりあやしい。スミスが入手した未発表の小説を下敷きにしているとの説もあるようです。次回は、「モルモン経」の内容について書くような気がします。