『出会い系サイト』規制法案の落とし穴@東京新聞

 どうも危険な臭いのするこの法案の、いくつかの危険性が指摘されています。特に対象のあいまいさに関しては、「警察庁では法の成立後に、制度の運用基準についての詳細なガイドラインを作るとしている。 」としているなど、意図的に恣意的な運用を許容しているとも考えられる。この点に関して弁護士がコメントしています。「そもそも法律を作る段階で『何が規制の対象になるか』が、あいまいというのは異常だ。個人情報保護法案での定義のあいまいさと全く同根で、警察庁の立法能力が急激に落ちているとしか思えない。あるいは、わざと“解釈”の余地を残しているのかもしれませんが…」
さらにこちらでは、宮台真司による解説も。
 彼によれば大きな問題点は三つ。1、分かりにくい。2、誤用・濫用の危険。3、有効性に疑問。と問題無いサイトへまで規制される濫用の恐れがある一方で、問題サイトに対しては有効性が疑問視されるという指摘。「メッセージ取り次ぎ型でなく、単純BBSでも書き込み次第では出会い系に。」多くの問題点が挙げられています。今後の展開に注目です。