ギャロ監督作に大ブーイング@Nifty

 カンヌ映画祭については、大々的に放送していたので、ご存知の方が多いと思います。ガス・ヴァン・サント監督の「エレファント」がパルムドール賞を受賞しました。しかし、その一方で逆の意味で大きな注目を集める作品があります。それが、ビンセント・ギャロ監督、主演の「ブラウン・バニー」です。彼は日本でも「バッファロー66’」などの作品で結構有名な俳優ですが、この作品の評判があまりに悪かったため、「もう映画は作らない」と宣言までしているようです*1
 さて、何がいけなかったのかと言うと、どうやらその過剰な性描写にあるようです。この映画のストーリーは「バイク・レーサー(ギャロ)が転戦のため米大陸を横断しながら、別れた恋人(クロエ・セビニー)を追い求めるロードムービー。」というもの。問題となったのは、ギャロが「室内にはわれわれだけ、カメラは遠隔操作にし」て撮影したヒロインとのラブ・シーンで、「男性器が直接映し出され」るなどあまりに露骨な描写だったらしいです。批評家の評判も散々だったようで、「映画誌「スクリーン」の採点表(5点満点)でも、10人の平均が0.6と厳しい評価」。
 映画からの撤退を公言するビンセント・ギャロ、これからはミュージシャンでもしていくのでしょうか?それと芸術家?