映画美学校特別教養講座 アメリカ映画篇 受講生募集のお知らせ@boid.net
私たちはこの講座で、前世紀後半のアメリカ映画について語ろうと思う。そう、崩壊と混乱のアメリカ映画をである。それは、迷走する足跡をたどり、崩壊と混乱の中から生まれてきた新たな何か、あるいは逆に、その崩壊と混乱においても変わらず残り続ける何かを見つめる作業となるだろう。またそれは、私たちの今を見つめる作業でもある。そこには、私たちを支えてくれる、かつてのような確固たる「映画」があるはずもない。ただ、その危うい足下を踏みしめ、生き続ける。そんな幽かなエネルギーの躍動を共に感じてもらえたらと思う。
講義概要
●稲川方人 【60年代アメリカ映画とロバート・アルドリッチ 〜『燃える戦場』を中心に】
●青山真治 【サム・ペキンパーとアメリカ映画の70年代】
●安井豊 【スピルバーグの時代からキャメロンの時代へ 80年代アメリカ映画の変容】
●阿部和重 【90年代アメリカ映画 〜空疎なアクションとその行方】
●樋口泰人 【ディジタル・テクノロジーと物語の共有について】
●黒沢清 【スピルバーグは何をしようとしているのか
なかなか興味深い講師陣です。出来れば参加したいけど。興味ある方はぜひ。先着40名のみ。