立体化で“似ている”“似ていない”を楽しむ@Yomiuri On-line

 この夏公開の仏長編アニメーション「キリク」と東京都現代美術館で開催される「スタジオジブリ立体造型物展」に関して高畑勲にインタビュー。気になったのはディズニーの「ライオンキング」に関するコメント。

映画の「ライオンキング」は僕にはだめでした。動物を擬人化をするという昔ながらの寓話的な手法では限界があります。ライオンは百獣の王で、ハイエナは卑怯だという描き方がそもそもつまらないんです。だって、物事はそんな単純じゃないでしょう?

ディズニー的な作劇手法はこの頃輝きを失ってますし。ディズニーのヒットするアニメはもうピクサー製作ばかりですし。「リロ・アンド・スティッチ」も公開したのか、してないのかもわからない(自分だけか?)ような存在感の薄さだし。「ファインディング・ニモ」に期待ですかね。