ジョルダン 女性 - 価値観の衝突のただなかで@JICA

 ジョルダン/ヨルダンの女性像。都市と地方の差異がものすごく大きい。

ジョルダンの全人口の40%近くが住むアンマンは確かに大都会である。ここに住む限り、あまりイスラームの規制を感じない。ノースリーブ、ミニスカートもまったく大丈夫である。時折ピチピチのミニスカートをはいた女性に男性の好奇に満ちた視線が注がれても、へっちゃら。その女性は肩で視線を振り払い、堂々と歩き去る。女性のエアロビクス・クラス(男女別のクラスしかない)に行けば、これまた治外法権という感じで、胸元も足もあらわに飛んだり跳ねたりしている。むしろ外国人である私の方がずっと地味な格好をしている。

アンマンを出ると状況は途端に変貌する。まず、気がつくのは髪の毛を見せないように頭を布で包んだ女性が増えることだ。足も足首まで隠している。ノースリーブ、ミニスカートで歩こうものなら、警察には捕まらないまでも町の格好の話題となってしまう。

この落差。