諸宗教のインターネット利用

 情報が古いのであんまり価値は無いかも。とりあえず気になったところを引用。

 キリスト教世界では、ローマ・カ トリックの信者数は全キリスト教人口の半分 以上を占めるが、カトリックのウェブサイト はキリスト教ウェブサイト全体の四分の一に 満たない。カトリックでは教会の権威と聖職 者の位階制が支配的なため、双方向的で水平 的なコミュニケーションをもたらすインター ネットの利用へと向かひにくいのだといふ指 摘がある(Jeff Zaleski, The Soul of Cyberspace, 1997)。

ウェブといふコミュニケ ーション形態は、発信者による一方向的な自 己呈示にとどまりがちで、インターネットの もつ大きな社会的インパクトである双方向的 な相互行為性は、電子メールなどの他の形態 にくらべて弱いといはれる(川浦康至「開く ――パーソナルホームページの世界」『現代 のエスプリ』平成十年五月号)。

「集会・相談」は、電子メールやメーリン グリスト、BBS(電子掲示板)などの、ウ ェブ以外の双方向的な手段も利用しながら、 身の上相談やカウンセリングなどの場を提供 し、時間的・空間的な隔たりを超えたパーソ ナルな結びつきによる癒しをもたらさうとす るものである。有名なものでは善照寺(浄土 宗、千葉県市川市)の「懺悔室」がある。電 子メールで懺悔を受け付け、住職がこれに回 答する。近代的な臨床心理学の知見を取り入 れたものとしては、林浩司氏(米国アイダホ 州在住、聖公会牧師、牧会カウンセラー)の 「ふれあいの窓」があり、こちらも電子メー ルで相談を受け付けてゐる。また、ニューエ イジ系では「1998ソウルメイト・コミュ ニティ」が、前世の記憶を語り合ひ、「ソウ ルメイト」を探し求めるための掲示板を提供 してゐる。かうした活動の存在は、既存の社 会関係のなかには求められない救ひや癒しを、 インターネットのなかに求めていく傾向を予 想させる。

ここで取り上げられている「懺悔室」で公開されている懺悔例。

【懺悔文】
おもしろいぺえじでした。ついつい_しゅうかんぶんしゅうん_に_こうひょうしてしまいました。なむあみだぶつ。ん__

【回答文】
無断で公表するとは、場所の善し悪しに関わらずけしからん。かっ!
でも、懺悔しているのでよろしいでしょう。ちゃんと念仏もとなえているし、阿弥陀様もきっと許してくれるでしょう。
合掌

こんなのばかりではないが、よくわからん懺悔だ。