映画監督インタビュー@名古屋カルチャー通信

 日本人映画監督へのインタビュー集。結構たくさんあります。読んだのは「リリイ・シュシュのすべて」岩井俊二監督 インタビュー

「痛々しい映画とは思いますが、そう作ってあるし。ただ映画って感情のバイオリズムみたいなものをマジックのようにコントロールしていくものなので、必ずしも痛いもの、苦しいもの、つらいものが、そう痛くもなく、つらくもなくある。ただ、つらかっただけでは、自分の中では作りたいものじゃない。そこに何か対立するイメージというか、常に意識しているんですが、つらいけど心地いいとか、ハッピーエンドなのに切ないとか、(観る人を)ちゃんとした着地をさせないというところで作っている。微妙な仕上げのニュアンスを常にイメージしていて、えもいえないところを探しているので、痛いというより心地いい、ということでもあるのです」

確かに痛々しいのは同意するけれど、心地よくはなかったと思われる。イヤーな気持ちばかりが感じられました。