タガメ食べた

 鈴木みそ先生も、あの名著「アジアを喰う!」で触れられていたタガメを食してまいりました。わりに何でも食べられる人間で内臓や光物なんかは大好物なんですが、以前から虫だけは食べられないと思っていたのです。でもまあ、ぷっスマとかで罰ゲームとしてタガメを食べさせられるところを何度も観ているうちに、これは一度食べておかないとと思った次第です。
 で、屋台に芋虫やサソリやバッタなんかと一緒に並んでいるんですが、これがまた一匹からとか売ってないんですよね。百グラム?とかで40バーツとかだったかな?そこを一匹で売ってくれるように頼んでもらい、愛想の悪いおっさんに売ってもらったわけです。タガメ一匹。
 これがまたこんがりと揚がっていまして、パリパリしてるんです。虫だから当然でしょうか。んでもって、最初はやっぱり足からですよ。意外に足くらいなら普通にいけます。カリっとしててカニか海老みたいだった気がします。で、次は胴体です。それでやっぱり顔からは辛いので後ろから。でも、これがまたドアップだときつい。この眼とかがね、また黒々してて虫感が嫌が応にも盛り上がるわけです。食べようとすると手が震えました。さすがに。なので、一気にバクッと全部口に入れました。でもって、噛む。噛みまくる。なんかニガーイ汁とか出てきたらどうしようかと思ってたけど、ちょっと変な味がしただけで大丈夫でした。味つきで良かったとほっとしました。
 あときつかったのは、半分くらい食べたときに見た切断面。なんかスカスカしてて、クモが糸張ったような感じだったかと。オエ。上の写真見ると良くこんなもの食べれたな、と自分ながら思います。そして、食べてる途中に体の中で繁殖するとか言われたのが、一番恐ろしかったです。ゾワゾワきました。
 でも、栄養満点らしいのでぜひ一度食べてみてはいかがでしょうか。あ、あと芋虫も食べました。こっちはぜんぜん普通にいけました。これもカリっと。でも、どっちもあんまり美味しいものではなかったです。タイ人もあまり、というかほとんど食べないみたいですし。