窪塚洋介メッセージイラク戦争に関して@infini

http://d.hatena.ne.jp/kowagari/20030508#p2より。
 今更ですが、窪塚くんのユダヤ人陰謀説に関する発言です。
 彼も彼なりに色々考えているんだとは思いますが、周囲の人たちはもう少しフォローをしてあげたほうがいいのではないでしょうか?彼を若者のオピニオンリーダーにしたいのかもしれませんが、それにしてもあまりに稚拙じゃないですか?
 このユダヤ人に関する発言がされたのは、彼の所属事務所のHP掲載の手書きメッセージです。彼の手書きメッセージもエッセイ集の発売もあって、だいぶ有名になった気がしますが、このメッセージに、イラク戦争9・11に関して触れられていたメッセージがあります。これがそうなんですが、最後に「注」があります。

メッセージの中で、窪塚洋介の真意が正確には伝わりにくいと判断した部分を削除いたしました。また、削除した部分に根拠の無い情報が含まれていた事をお詫び致します。

さらにこの削除された「根拠の無い情報」を引用すると、

ビンラディンは何をした?
おかしなコト多過ぎるなぁ。

のあとに

9.11の時WTCで働いていた
4000人のユダヤ人は全員休んでた
って話も本当らしいし、
どういうことだ?なんつって

があって

見方変えればよくわかるんだよ、
世界中でこんなにたくさんの人達が

http://artifact-jp.com/mt/archives/000343.html

となっていたそうです。
 どうしてこんなメッセージがあっさり公表されてしまうのでしょうか。彼が何を考えていてもいいのですが、彼の俳優生命のためにも、もう少し事務所の方々にがんばっていただきたい今日この頃です。IWGPのキャラが一番似合ってると思いますが。

2002年5月6日マリファナ・マーチ東京宣言(全文)@CANNABIST

http://d.hatena.ne.jp/jouno/20030514#1052922903より。
確かに、法律で定められているからといって、それが絶対的な正当性を持っているのではないです。法律は国民の守るべき義務ですが、国が主権者たる国民の権利を侵害するような自体はあってはならないからです。国民が権利を国との契約関係において権利を委譲する限り、国こそがまず憲法にしたがわなければならないはず。
 「大麻は犯罪ではないと主張する市民団体」CANNABISTはこう主張しています。

いま日本で行われている大麻取り締まりは、憲法に反する歪んだ事態を生んでいるのです。大麻取り締まりについて、法律があるから、悪法も法なりと正当化することはできません。憲法は国の最高法規であり、その条項に反する法律は効力を有しないのです(憲法第98条)。
http://www.matsuri.net/cannabist/report/mmm2002/manufest.html

ほうっておけば、暴走するのが国家権力ですから、十分注意したいですね。かといって、自分も違法でなくなったからといって、吸うわけじゃありませんが。

アスパラドリンクのCM

 このCM気になる。アフロを被ると草薙くんのエラがえらい強調されて、かなり微妙。しかもだいたいなんで「ブラザー」なんだ?草薙くんもバラエティー路線とはいえ、アイドルとして成り立っているのか?それも当然かもしれないけど。

高校生喫煙:

3割が日常的 4割が1日1箱以上 京都府で調査
http://d.hatena.ne.jp/Senjou/20030515#p4
http://d.hatena.ne.jp/jouno/20030515#1052957471
 とりあえずメモ。この頃はほんと考えも無く行動しますからね。タバコの値上げが未成年の喫煙には効果的らしい。それと自動販売機や年齢確認をしない店も問題ですね。まあ、確認しない店はほとんどないかもしれないけど。未成年がタバコを入手するのはどこが多いんだろう?

モルモン教ってどんな宗教?@山形浩生OHP

くさなぎくん@ブラザー

 今Terry Tempest WilliamsのRefuge An Unnatural History of Family and Placeを読んでいる関係でモルモン教に関して調べてみた。
 この小説の舞台は、アメリカはユタ州、グレートソルトレイクの周辺です。数年前にオリンピックも行われた、ソルトレイクシティーとその周囲に広がる森林です。この街は、宗教的な迫害から逃れ移住してきたモルモン教徒によって建設されました。人が自然に浮くほど濃い塩水湖と、その周りに広がる荒涼とした砂漠のおかげで、この土地を求める人々がいなかったからです。彼らはこの地で、ユートピアを築こうとしました。その宗教的な出自ゆえに、お酒に対して非常に厳しかったりします。
 モルモン教とは、正式には末日聖徒イエスキリスト教会といい、キリスト教の一派とされている。たまにヘルメットを被り自転車に乗った白人男性二人組みを見かけることがあると思いますが、彼らはモルモン教の伝道師です。ケント・デリカットケント・ギルバートも元伝道師です。彼らの宗教的特長は、新旧約聖書に加え「径」という第三の経典の存在にあります。この本に書かれている内容は、

紀元前数世紀、ユダヤ人の一部がアメリカにわたり、数々の啓示や奇跡を体験した、というのがその骨子である。モルモン教の教義にしたがえば、アメリカインディアンたちはユダヤ人の末裔であり(ただし今のインディアンたちがそうだとは、かれらは主張しない。それどころか、なにやらすさまじく人種差別的な議論が展開される)、アメリカインディアンの遺跡などから発見される各種の高度な工芸品は、もちろん旧大陸から伝えられた技術によって初めて可能となったものと説明され、こうした遺物と古代オリエント文明の遺物との様式的な相似を指摘するのが、モルモン考古学の重要な作業となっている。
http://www.post1.com/home/hiyori13/books/mormons.html

というもの。さらにこれをモルモン教徒の指導者ジョセフ・スミス達が受け継いだのが始まりだそうです。
 彼ら宗教的指導者(聖人)の権威はイエス・キリストの啓示によって保障されます。それがどのように適用されるかと言うと、

この聖人たちは、五−六百年後に地球の反対側でイエス・キリストが誕生することを知っている。そして、かれがどこで何をして、どのような発言をするかも、微に入り細をうがって熟知している。あらゆる議論の根拠は、その数世紀後に行われるはずのキリストの発言である行動なのである。信仰の薄い不心得者が「だってそんな、地球の裏で起こるずっと先の話なんかホントかどうかわからないじゃない」と論理的できわめてもっともな(と不信心者たるわれわれには思える)疑問を出すと、「キリストは今から五百年後にどこそこで『信仰薄き者はナントカである』とおっしゃるのだ!」と聖人が答え、敵は論破されて天罰が下る、というのが一般的な話の進め方である。*1

と、なんとも納得しがたい論理展開。
 さてそんな感じで、今日はモルモン教の中心地、ソルトレイクシティーと、彼らの教義に関してでした。

*1:引用は同上